修理の欠点の考察

このページはどちらかというと修理や製作に携わる人を対象にしているので専門用語が多いです。

だんだん と説明を書き加えていきたいと思います。



修理の欠点が何をひき起こすかを考える

※製造時の欠点と共通する物もある

※修理する理由による物が有る

※元の状態を知らない という理由 がある

※元の通りにならない場合が有る

※コストと相談する理由 がある

※元通りにはならない 元通りの定義



  ※※長所をあげる事は難しい※※

     !!同じ物を同じ時に、違う事にする事は不可能!!



修理案件で分ける

 ヘコミを起こし過ぎた

 歪みが残っている 元の歪みの状態に対して多い・少ない

 ヘコミの反対側を起こした

 薄い所を畳んだ

 ヒビを作った

 破った

 よかれと思ってやり過ぎた


上記のものは、次の製造段階 の欠点に密接に関わってくる。=元々が悪いのを直すべきか?

.1 位の括れ

0.05位の括れ

.5の段差

0.3の逆段差

曲げによる断面ヤセ

歪みによる断面ヤセ

曲げによる外側の多面体状のボコボコ

曲げによる部分的な厚みの引き延ばし

歪み

玉のサイズを間違えた

磨き過ぎて薄くした

部分的にヤスリを掛け過ぎた

ロウメの厚みが内面に出ている

皺の厚みが内面に出ている







鉛を使うような修理

 鉛の膨張

 鉛の粒が残っている







ハンダ付けに関わる物

 ロウが中まで回っていない

 ハンダ付けが不完全で息がもれる

 管のつなぎ部が、ツビンゲの中でずれている

 管の末端を、組立て時に細ませている

 ハンダが管の内面に流れている

 作った時のバリが残っている

 ハンダ磨きをやり過ぎた 薄い所が出来た

 ハンダ削りで傷を付けた

 磨きで、楽器全体をゆがめた

 支柱の位置が元と変わった

 炙り過ぎて柔らかくした

 組み直したら、平行が狂った

 ハンダの滲みが多い

 ハンダ付部かぶせる方の管で細ませてハンダ付した





当て金

 元の厚みと変わる

 ハンダの分量が多すぎる

 当て金の形が悪くて元の管体を歪ませる

 当て金の厚みの分変化する(管の内面に当てる場合)

 当て金と母材の隙間が接近し過ぎている

 縁の一部がハンダ付け不完全(穴を塞いだ場合、息がもれる)



分解掃除

 スライド管の末端のバリ (使っていて末端をくり返し当てるとなる)

 サビを溶かしたのでバルブの隙間が多くなる

 バルブを磨いて隙間が多くなる

 サビが残っている

 汚れが残っている

 研摩材が残っている

 油を付け忘れた

 部品を戻し間違えた

 部品を落として傷つけた

 バルブの開閉が合っていない

 キーを動かした時の異音がする

 抜き差し管の動作がスムーズでない

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