ベルの加 工工程の写真

こ こでは今手持ちの写真を出来るだけ掲載します。

ケガキ

型板の外側を正確にケガキ針でなぞります
  
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は さみカット

ケガキ線の真上を正確に切ります
  

ハ ンマー成形

叩くと硬くなるので、焼きなましをはさみ ながら徐々にハンマーで成形します




三角(ベルの2枚取りの片割れ)も同じように叩いて成形します



真鍮ロウ付け




絞り:ワークを型に押し付ける事によって内面を型に沿わせる作業をし ます。

道具はいろいろ工夫をするので、こうでな ければならないというものはありません。

ワークの表側から何らかの形で押し付ける のが理屈です。





フレア部分のトギ・ペーパー

クランツ止め:
前半


後半



鉛詰め前のフレア部分のバフ:真っ直ぐの時にやっておくとあとで楽
 

鉛詰め前の焼きなまし:絞ったままで硬くなっているので、曲げの加工をする部分 を焼きなまします



鉛詰め:中に詰め物をしないと、曲げられません。

例えば昔から使われているものですが、鉛 を使います。


鉛を注ぎ込んで、上端まで入れますが、固まる時に収縮するので、少量の追加をし、バーナーであぶって上端を仕上げます。



曲げ(ないしは巻き):写真のように方に押し付けるようにして曲げるのが、同じ ように曲げられるやり方です。
3枚目の写真で分かりますが、曲げている内側にしわが発生します。これがひどく盛り上がる前にハンマーで押さえ込んでやる必要があります。




表面を滑らかにし歪みを減らす仕上げ

曲げたままでは曲げた部分の表面が凸凹し ているので、アイロンとハンマーで均します。
内側が終わったら側面も叩いて歪みを少なくします。




鉛出し

溶かした鉛の入っている大なべにワークを 入れ、ワークの鉛を溶かして出します。
!!!暑いです!!!





内面の仕上げと歪み仕上げ
鉛の入った状態で、上に挙げた様に表面を叩き込むため、内面は必ずしも滑らかではありません。
そのため、内面を芯金に沿わせるやり方で仕上げます。
芯金のほうが細いので、見ている目線の中でどこに芯金が当たっているかは熟練しないとすぐには分かりません。





ヤスリ

表面が荒れてボツボツになっているのでこのままでは商品になりません。
曲げた内側が比べて肉厚が厚いので厚みのバランスも取る必要があります。もちろん長さ方向にも。
ヤスリは下手な人がやるとワークを歪ませます。





ペーパー:
紙ヤスリ・布ヤスリを使って、表面を仕上げます。#100紙ヤスリから始めて、#400の紙ヤスリで終わります
それぞれの番手の削りキズを均一になるように動作します。
前の荒い番手のキズを次の番手の切削で、なくなるように見ながらやります。
布ヤスリと紙ヤスリは交互に行います。






バフ



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